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現地読み、呉音、漢音

2021年03月02日
中国人の名前の読み方
2020年3月1日号 / 連載・コラム

「現地読み」か、日本語読みか
今、日本の大学には多くの中国人留学生がいる。自分もかつてはその一人で、最初の来日時、名前の読みを担任の先生に尋ねられ、大学で日本語を始めた時から「ぞく」さんと呼ばれていたので、それでいいと言った。

大学同期・留学1年先輩の金さんは、先生から「ジン」さんと呼ばれていたそうだ。彼は来日時、名前を自分で「きん」と言ったそうだが、先生に「中国語読み」を聞かれて発音したところ、「ジン」さんと呼ばれるようになったそうだ。人名・地名の「現地読み」と、日本語読みの問題である。

中国人の名前の読み方について前に書いたものがある(『日語知識』1993年)。主に中国人名の漢字をどう日本語読みに直すかについて述べている。というのも、もともと中国語としての漢字は日本に入って独自の発音を持つようになったので、日本語読みのルールに従わないと滅茶滅茶な読みになることが多くあったからだ。

「現地読み」とは、現在の中国語の標準語(普通話)の発音を真似た片仮名表記で、例えば毛沢東を「マオゾートン」と読んだものなどである。国際的には、朝鮮・韓国人の名前の読み方には変化のプロセスがあった。「金大中」から「キムデジュン」に変わった歴史である。ヨーロッパではJohnが「ヨハネ」なのか「ジョン」なのかとも共通している問題だ。

漢字の正しい読み方

「続」という漢字は「ぞく」、「ショク」という読み方があり、これは日本語の漢字の読み方の歴史的変遷のプロセスの中で起こった問題で、前者は「呉音」、後者は「漢音」だけの話である。少なくとも自分は、苗字の「続」を日本語で「シュ」、「シュイ」と読んでほしくないものである。

確かに日本人の名前の読み方にはあまりにも変則が多くて、日本人にさえ読めないことが多々ある。日本語を学ぶ我々は、最初から日本語としての漢字の読み方のルールを覚えて初めて正しい日本語の発音を身に付けられる。

人名の「一程」は「いてい」ではなく、最初の「一」を促音化して「いってい」と、「仁平」は「じんへい」ではなく、「平」を半濁音化して「じんぺい」とすべき。留学生の名前に振る読み仮名を目にしながら、留学生たちにも正しい読み方を身につけてもらいたいと思う一方、日本で留学生を扱う教育機関の教員方にも漢字の発音の基本を把握して、正しいことを留学生たちに伝えてもらいたいと考える。

(しょく・さんぎ 東洋大学教授)
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はつむかし、合字

2021年03月02日
はつ‐むかし【初昔】 の解説
1 茶摘みの最初の日に摘んだ葉茶で製した抹茶の銘。本来、小堀遠州が従来の白みを帯びた色の茶を名付けたもの。「昔」を「廿一日」の合字とし、八十八夜前後の21日間の前半・後半に葉を摘んだものを初昔・後昔 (のちむかし) とする俗説もある。

2 新年に前年を振り返っていう語。《季 新年》



ごう‐じ〔ガフ‐〕【合字】 の解説
1 ふつう2字の漢字や仮名などで書き表す語を1字で表記する文字。古文書や漢文訓読文などに使われた。「杢(木工)」「麿(麻呂)」「(こと)」「(トキ)」など。

2 ラテン文字などで、二つ以上の字を一つに組み合わせたもの。「æ」「Æ」など。

さんじつしんぷ

2021年03月02日
三日新婦
読み方 さんじつしんぷ
意味 拘束されていて、ひどく窮屈なことのたとえ。
結婚してから三日目の新婦という意味で、結婚の後はやらなければならないことが多く、拘束されるということから。
出典 『梁書』「曹景宗伝」

覧古考新

2021年03月02日
 
四字熟語 覧古考新
読み方 らんここうしん
意味 古いものを参考にして新しいものを考察すること。
出典 『漢書』「叙伝」
類義語 温故知新(おんこちしん)

喜新厭旧

2021年03月02日
喜新厭旧
読み方 きしんえんきゅう
意味 新しいものを好んで、古いものを嫌がること。
主に新しいものへと、次々に関心が移ることをいう。
「新しきを喜び旧きを厭う」とも読む。




あまり使われていない??