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J interviews

2021年02月02日
地上波から消えた山田花子 Uターン就職して子煩悩ママになっていた!
2021年2月1日 17:00AERAdot. アエラドット 朝日新聞出版
 かつてバラエティー番組で大活躍した、お笑いタレントの山田花子(45)。その天真らんまんなキャラクターはお茶の間で存在感を放っていたが、いつの間にか、テレビで見かける機会はめっきり減った。2010年にトランペット奏者の福島正紀さんと結婚したが、今は何をしているのだろうか。インスタグラムには、長男(8)と次男(4)の愛らしい投稿であふれている。実は山田、家庭を築いた後は地元の大阪に「Uターン就職」し、2人のわんぱく少年を育てるママになっていたのだ。本人を直撃した。



*  *  *
――今はご家族4人で大阪暮らしです。大阪にUターンしたきっかけは何ですか。

 2012年に長男を生んで、その後もしばらく東京にいたんですけど、大阪での仕事も多くて、移動にすごく時間を取られていたんです。子どもと過ごす時間を優先したかったので、16年に思い切って大阪行きを決めました。夫はすんなりOKしてくれました。

 今はなんばグランド花月で新喜劇の舞台に出ています。新喜劇の仲間たちをはじめ、大阪には昔なじみの人たちがたくさんいるので楽しい。東京よりもリラックスできています。

 それに、劇場の近くに住んでいるから、子どもの送り迎えもできるし、子どもに何かあったらすぐに帰れる。東京で40分~50分かけて電車通勤していた頃と比べると、だいぶいい環境です。

 ただ、新喜劇も楽ではないです。夜の稽古が多いし、正月の特番の時期などは朝までやる時もあるので大変。いつもは21時ごろに始まって、3~4時間稽古。稽古の日の子どもの寝かしつけは、夫に任せています。

――Uターンしてみて、後悔や東京への心残りはありますか。

 ないです! 私の場合は「都会でアカンかったから戻ってきたんだろ」っていうイメージを持たれがちでしたが、やっぱり地元のほうがいい。知り合いが多いところのほうが安心しますし、家賃も東京より安くて、広いところに住めますから。

 唯一の心配が、千葉出身の夫がなじめるかどうかということでした。でも、腕のいい整骨院とおいしいラーメン屋を見つけたことを機に、気に入ってくれています。

――お笑いの本場・大阪で、お子さんへの「お笑い教育」もはかどっている?

 やっぱり、私の出ている新喜劇の舞台を見せることができるのは良いですね。コロナ前は、長男が舞台の袖からよく見てくれていました。そのせいか、お笑いに目覚めたようで、「テレビに出たい」「YouTubeに出たい」と言っています。

 ただ、長男はとにかく笑いのセンスがなくて……。たとえば、学校の作文の授業で「お父さんに手紙を書こう」という回があって、長男は手紙で、『お父さん、バスケットを教えてくれてありがとう。パソコン教えてくれてありがとう。今度、牛のさばき方教えてください』と書いてきた。オチを付けようと思った狙いはわかるけど、意味不明で。斬新過ぎてスベってます。将来は普通の会社に入って、まっとうな生活を送ってほしいです(笑)。

 でもね、子どもたちが「おかえり」って言ってくれるだけで、今はうれしいんです。私が休みをとれた時は喜んでくれて、顔を見ているだけで癒やされます。あとは、食べたものをキッチンに運んでくれたり、洗濯物をたたんでくれたりしたときに、成長を感じます。

――もう、地上波への未練はないですか。最近の女芸人さんの活躍をどう見ていますか?

 今は強烈なキャラの女芸人がたくさん出ているので、あのままいたら、生き残りは大変だったろうなと思います。最近のバラエティーは女芸人が変な格好をしたり、プライベートの映像も一杯世に出たりして、大変そう。見ていて面白いなと思うのは、トリオの女芸人の「ぼる塾」。今どきの女芸人さんは、先輩にもガンガン攻めていくところがいいですね。あと、私が東京のテレビに出ていた頃は、ブサイク芸人は「キャラ」だったけど、今は本当にブサイクだなって(笑)。冗談です。

 女芸人の中には生涯独身を貫く人もいるけど、私は結婚して家庭を持ちたいなという思いが昔からあったんです。だから今、すごく幸せな生活を送れています。

(聞き手・構成=AERA dot.編集部・飯塚大和)
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