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御社と弊社の違い

2015年01月17日
大学講師・作家、就職コンサルタントとして多くの講座や著書を持つ唐沢明氏によると、話し言葉では「御社」、書き言葉では「貴社」と使い分けるのが一般的とのこと。

「会 話の中で『貴社』を使うと、『帰社』と聞き違えることがあるので、面接や電話応対など話し言葉では『御社』を使います。手紙やメールの場合、親しい間柄な ら『御社』でもいいのですが、一般的なひな型では冒頭に『貴社ますますご清栄のこととお喜び申し上げます』という定型文が使われることが多いため、『貴 社』を使うことが多いようです」(唐沢氏)


 自分の会社を指す言葉には「弊社」、「当社」がある。こちらも一般的には、話すときに「弊社」、書くときに「当社」と使い分けることが多いようだが、唐沢氏によれば「あくまで一般的に、ということで、どちらを使っても差し支えないでしょう」とのこと。


一般企業(会社)ではない場合は、それぞれに適した呼称を



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Bonus:

相手、もしくは自分の勤務先が“会社”ではない場合の呼び方について伺うと、「たとえば銀行なら、勤めている人を『社員』ではなく『行員』と呼ぶよ うに、『御行』、『貴行』と呼ぶことが多いようです」と唐沢氏。「ただ、これも『御社・貴社』では絶対にいけないかと言えば、それほど厳密に考えなくても いいかもしれませんね」とのこと。

 ほかにも、省庁などは「御省・貴省」や「御庁・貴庁」、学校は「御校・貴校」、お店は「御店・貴店」、 社団法人や協会などの各種団体は、それぞれ頭に「御」や「貴」を付けて「貴法人」、「御協会」、「貴団体」など、それぞれに適切な呼称があるので、マナー の一つとしてそのことも心に留めておくといいだろう。

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