Nice article on inbaundo インバウンド
2015年06月12日
訪日する外国人旅行者[polite form of 外国人観光客] を農山村に呼び込もう。体験農園や農家民宿で国内旅行者を受け入れてきた地域は、まずやってみることだ。外国人だからと身構える必要 はない。果実狩り、花畑の散策、里山サイクリングなど身近にある日常の体験を求めているからだ。農家の温かいおもてなしが喜ばれる。新たな地域活性として 取り組んでみよう。
政府は観光立国として5年以内に2000万人の訪日外国人を目標に掲げる。2014年には円安が追い風となり、過去最高の1300万人を超えた。豊かに なったアジアの訪日客['nother euphemism for 観光客]が増えている。一方、国内は人口減少で日本人旅行者が先細りしていくのは明らか。訪日外国人の受け入れ体制をいち早く整えておくこと だ。
旅行業者によると、外国人に人気の東京、富士山、京都のゴールデンルートは宿泊施設が満杯状態という。客のニーズも多様化し、地方に誘致するチャンスで もある。温泉街をゆかたのままそぞろ歩く、雪の体験、山菜料理など観光素材として注目されていなかった体験が外国人旅行客には受けている。
山形県飯豊町中津川地区には10軒の農家民宿が豪雪地帯の山あい集落にある。人口約300人の集落に年間200人の外国人が宿泊する。食事は普段と同じ もので喜ばれている。当初は戸惑いや不安もあったが、実際に受け入れてみると言葉の壁や食事の心配よりも、楽しいことが多かったという。外国人と触れ合え て張り合いが持てる、これが長続きの秘策だろう。
自分たちの地域資源を見直すことも欠かせない。イチゴ狩りなど、自分で収穫してその場で食べる体験は人気がある。手すき和紙、木工細工、織物、わら細工 など伝統工芸品は日本の優れた技術として喜ばれる。観光庁がまとめた「訪日外国人の消費動向」では、自然・農漁村体験が1割近くあり、大きな可能性を示唆 する。
受け入れにはある程度のインフラ整備が必要だ。公衆無線LANは旅行者が自らの体験をリアルタイムに情報発信するので整備したい。飯豊町の農家民宿は民 宿ごとに整えた。国の歴史や習慣、文化を知って、何を求めているかを察知することも重要。何より優先されるのが笑顔のおもてなしだ。
都市農山漁村交流活性化機構(まちむら交流きこう)が先日東京都内で開いた訪日外国人向けPR講座では、いかに地域の宝を発見し、磨き、洗練させ、情報発信させるかが課題となった。外国人にこびず、ありのままの農山村に来てもらうことが持続的な交流につながるという。
まず受け入れてみて、だめだった点は改善していく。先進的な受け入れ地域を視察したり、外国人客をモニターに招いたりして感想を聞いてみよう。若者や後継者を巻き込んで、地域活性につなげたい。世界の人に、自分たちの故郷を楽しんでもらう一歩を踏み出そう。
政府は観光立国として5年以内に2000万人の訪日外国人を目標に掲げる。2014年には円安が追い風となり、過去最高の1300万人を超えた。豊かに なったアジアの訪日客['nother euphemism for 観光客]が増えている。一方、国内は人口減少で日本人旅行者が先細りしていくのは明らか。訪日外国人の受け入れ体制をいち早く整えておくこと だ。
旅行業者によると、外国人に人気の東京、富士山、京都のゴールデンルートは宿泊施設が満杯状態という。客のニーズも多様化し、地方に誘致するチャンスで もある。温泉街をゆかたのままそぞろ歩く、雪の体験、山菜料理など観光素材として注目されていなかった体験が外国人旅行客には受けている。
山形県飯豊町中津川地区には10軒の農家民宿が豪雪地帯の山あい集落にある。人口約300人の集落に年間200人の外国人が宿泊する。食事は普段と同じ もので喜ばれている。当初は戸惑いや不安もあったが、実際に受け入れてみると言葉の壁や食事の心配よりも、楽しいことが多かったという。外国人と触れ合え て張り合いが持てる、これが長続きの秘策だろう。
自分たちの地域資源を見直すことも欠かせない。イチゴ狩りなど、自分で収穫してその場で食べる体験は人気がある。手すき和紙、木工細工、織物、わら細工 など伝統工芸品は日本の優れた技術として喜ばれる。観光庁がまとめた「訪日外国人の消費動向」では、自然・農漁村体験が1割近くあり、大きな可能性を示唆 する。
受け入れにはある程度のインフラ整備が必要だ。公衆無線LANは旅行者が自らの体験をリアルタイムに情報発信するので整備したい。飯豊町の農家民宿は民 宿ごとに整えた。国の歴史や習慣、文化を知って、何を求めているかを察知することも重要。何より優先されるのが笑顔のおもてなしだ。
都市農山漁村交流活性化機構(まちむら交流きこう)が先日東京都内で開いた訪日外国人向けPR講座では、いかに地域の宝を発見し、磨き、洗練させ、情報発信させるかが課題となった。外国人にこびず、ありのままの農山村に来てもらうことが持続的な交流につながるという。
まず受け入れてみて、だめだった点は改善していく。先進的な受け入れ地域を視察したり、外国人客をモニターに招いたりして感想を聞いてみよう。若者や後継者を巻き込んで、地域活性につなげたい。世界の人に、自分たちの故郷を楽しんでもらう一歩を踏み出そう。
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