無題
2015年08月17日
今日(2010/01/20)は大寒のはずなのにかなり暖かかったですねえ。
さて今日の話題はちょっと神経質過ぎなんじゃないかと思う特攻兵器のキューピーの話。
(<携帯ストラップ>回天・桜花の販売中止 ネットに批判続出):毎日変態新聞
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100120-00000051-mai-soci
人類の歴史ってほとんどが戦争の歴史だったりするのになあ。戦争ってのは叡智のぶつかり合いですから様々な分野の 発達なんかも促してるんです。戦争が無かったら人類は此所までの文化を持ってやしませんって。戦争は確かに多くの人の命を奪いますけど人類はそれ以上のス ピードで増えてきた事実を無視してはなりません。そして過去の戦争に学ばなければまた同じ過ちを犯すだけ。未来の平和の為にも戦争から学ぶことは多いんで すよ。別に戦争を賛美するわけじゃないけどこんなキューピーみたいな玩具にまで目くじら立てる人の方がどうかしていると私は言いたいです。
さて今日の話題はちょっと神経質過ぎなんじゃないかと思う特攻兵器のキューピーの話。
太平洋戦争で旧日本海軍が使った人間魚雷「回天」や航空特攻兵器「桜花」の胴体に、キューピー人形の顔をあしらった携帯ストラップが全国の自衛隊基地内の売店などで売られていた。販売元は「不謹慎」との批判を受けて昨年12月に販売を中止、商品を自主回収した。
販売元の「シップス」(神奈川県大和市)などによると、ストラップは戦闘機の零戦など旧日本軍兵器にキューピーの顔をあしらった「旧軍コレクション」シリーズの一つで自衛隊基地の売店で1個500円で昨年秋ごろから販売。回天キューピーは「大日本帝国海軍」の帽子をかぶっている。自衛隊関係者以外も購入可能で、通信販売していた売店もあった。
回天は、魚雷を人間が搭乗できるように改造し、敵艦艇に突入して自爆する特攻兵器。訓練基地が置かれていた山口県周南市の市回天記念館によると、終戦までに搭乗員や整備員ら145人が戦死した。桜花は機首に大型爆弾を搭載し、固体ロケットを噴射して敵艦に体当たりする「人間爆弾」。
昨年12月中旬、自民党の山本一太参院議員が自身のブログで「回天のキューピーちゃんは問題」などと記載したことをきっかけに「不謹慎だ」「ありえない」といった批判がネット上で続出した。
同社は「予想以上に批判が大きかったので、回天と桜花を自主回収した」と説明。防衛省広報課は「売店が何を売るかについては関知していない」としている。
販売中止について、回天記念館の元館長、高松工(たくみ)さん(87)は「あまりに不謹慎でも問題だが、神聖視しすぎてもおかしい。大事なのはあの悲惨な事実をできるだけ多くの人に知ってほしいということ」と複雑な胸中を明かした。
(<携帯ストラップ>回天・桜花の販売中止 ネットに批判続出):毎日変態新聞
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100120-00000051-mai-soci
私もこの回天記念館館長の意見に同意です。どうも軍事関係の話になると神経質になって騒ぐ人が多すぎるんじゃない ですかね。万歳と言っただけで軍国主義の再来だとか言い出す輩まで居るらしいですからね。歴史上で実際に有った出来事を隠してるとお隣の国みたいにおかし な事になりかねません。
ニュース記事でも書かれてますけど「回天」は魚雷の中に人が入って操縦する人間魚雷で「桜花」はやはりこれも人が 中に入って操縦する人間爆弾と言うよりロケットみたいな物ですね。回天ってのは勢いを失った物が再び勢いを取り戻すみたいな意味が有りまして当時の劣勢な 戦局を跳ね返す為に付けられた名前だそうです。桜花の方は連合軍からはBAKA BOMBと呼ばれていたそうです。これは日本語の馬鹿に引っ掛けたものですね。
日本軍は戦争終盤にはこの様な特攻戦術を色々と考え実行していました。一番有名なのは神風特別攻撃隊ですね。国が この様な生還不能の作戦を大規模に実施した例は無くある意味で狂気の戦術では有りました。確かに日本人としては不名誉な歴史の1ページかも知れません。私 はいくつか太平洋戦争をテーマにしたゲームをプレイしましたが一つたりとも特攻兵器が登場する作品は無かったんですよね。駆逐艦や海防艦1隻単位までとか パイロット1人まで再現したことを謳うゲームであってもついぞ桜花や回天が登場することは有りませんでした。
でもそうやって事実を隠すことに意味が有るのでしょうか? 私は歴史マニアなのでそう言う歴史の裏の裏まで知りた いと思うのですよ。そして私の様な人が居る限りどんなに隠しても今のインターネット社会では一度情報が流れればそれを隠しきることは出来ません。逆に隠蔽 していたという事実が残るだけ。それにどんかに不愉快な歴史の1ページだとしてもそこから得る物は有るのじゃないでしょうかね。この特攻兵器が実際に使わ れたってことだってこうした悲惨なことを繰り返さぬ教訓と出来ると思います。
そう言う意味ではこうしたご当地キューピーみたいなのは良いと思いますけどね。教科書で「神風特別攻撃隊って物が 有りました」だけじゃどんな物だったかも解らぬままの人が多いと思います。でもこうしてキューピーみたいなグッズなら子供でも何が有ったか理解出来るん じゃないですかね。多分パッケージとかにも由来なんか書いてあるでしょうしね。それで興味を持ったら調べるかも知れません。こう言うのが嫌いな人達は全て 軍国主義と結び付けて考えてしまうことしか出来ないんだよなあ。戦争に関することから学ぶことが何も無いと思ってるんですかね。
人類の歴史ってほとんどが戦争の歴史だったりするのになあ。戦争ってのは叡智のぶつかり合いですから様々な分野の 発達なんかも促してるんです。戦争が無かったら人類は此所までの文化を持ってやしませんって。戦争は確かに多くの人の命を奪いますけど人類はそれ以上のス ピードで増えてきた事実を無視してはなりません。そして過去の戦争に学ばなければまた同じ過ちを犯すだけ。未来の平和の為にも戦争から学ぶことは多いんで すよ。別に戦争を賛美するわけじゃないけどこんなキューピーみたいな玩具にまで目くじら立てる人の方がどうかしていると私は言いたいです。
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