ほくよう地方 山陰地方の別名
2014年08月06日
「山陰」の「陰」は、元々中国語
で「山の北側」(あるいは「川の南側」)を意味する漢字である(淮陰
、江陰
など)。しかし、「陰気」「日陰」などに通ずる漢字でもあり、また山陰地方の気候も加えて、「『山陰』のネーミングは暗い」として、今までに「北陽地方」「北中国地方」「南日本海地方」「西日本北部」「山北地方」等の呼称が一部から提案されたが、いずれも定着していない。
しかも道州制をにらんだ議論において中国地方の一部という認識が広がったり、相次いで高速道路の開発が進んだため、特に思いをこめて山陰という表現は消滅しかかっており、素朴に県単位での報道が主流である。
・・・・・
少し昔の話です(昭和40年代頃)
この山陰地方(日本海側)を「北陽」と改称しようという運動が行われていた。
私も遠方の会議等では「北陽から来ました**です」と挨拶したことを思い出す。
ここ中国地方は中国5県があって陽陰の地方、即ち山陽、山陰と2つに大別されていす。
経済的、政治的に陰陽は無関係と思われるが、こと気候となるとまったく異なる時期がある。
「弁当忘れても傘は忘れるな」その季節が到来したのだ。
北からの冷気団が入って来ると日本海の水蒸気をタップリと吸って中国山地【山】で結露して日本海側に雲を発生させ【雨、雪、波】となって降らせるのだ。
一方山陽側は山脈を越すと晴天(気象学的には山脈を下降すると約3~5℃高くなる)でガラッと【晴れ】となるのだ。この現象は特に冬場には謙虚にあらわれる。
でも夏は結構涼しく生活しているだろうと思われるかも知れないが、そうではないのだ。
陽春には南からの暖かい風が中国山地を下降(暖気団なので山地では結露しない)しフェーン現象となって日本海側に吹き降りて四国よりも気温が高い日が時々あって、テレビ等で報道される。
「山陰」から連想するイメージは暗いので「北陽と呼ぼう」運動が行政を通じて行われていたが、はたしてその頃どれだけPRして努力したのか不明である。
連呼して訴えたのは如何ほどの期間であったのか?効果はあったのか?
今ではすかっり忘れられてしまってその面影はなく懐かしく思うだけだ。
やっぱり この頃の季節からこの地方には「山陰」が一番よく似合う言葉であるのかなあ・・・
・と思われる時雨模様のこの頃である。
零下三度 北の風 夜になって また雪
-------------------
( 中略)
-------------------
冬はあまりにも長いのです・・・・
山の向こうは今日も晴れとか・・
「夢千代日記より」
毎年ながら*嫌な季節*がやってきたものだ。
北陽
ほくよう
((お笑いのコンビ名でもある。))
で「山の北側」(あるいは「川の南側」)を意味する漢字である(淮陰
、江陰
など)。しかし、「陰気」「日陰」などに通ずる漢字でもあり、また山陰地方の気候も加えて、「『山陰』のネーミングは暗い」として、今までに「北陽地方」「北中国地方」「南日本海地方」「西日本北部」「山北地方」等の呼称が一部から提案されたが、いずれも定着していない。
しかも道州制をにらんだ議論において中国地方の一部という認識が広がったり、相次いで高速道路の開発が進んだため、特に思いをこめて山陰という表現は消滅しかかっており、素朴に県単位での報道が主流である。
・・・・・
少し昔の話です(昭和40年代頃)
この山陰地方(日本海側)を「北陽」と改称しようという運動が行われていた。
私も遠方の会議等では「北陽から来ました**です」と挨拶したことを思い出す。
ここ中国地方は中国5県があって陽陰の地方、即ち山陽、山陰と2つに大別されていす。
経済的、政治的に陰陽は無関係と思われるが、こと気候となるとまったく異なる時期がある。
「弁当忘れても傘は忘れるな」その季節が到来したのだ。
北からの冷気団が入って来ると日本海の水蒸気をタップリと吸って中国山地【山】で結露して日本海側に雲を発生させ【雨、雪、波】となって降らせるのだ。
一方山陽側は山脈を越すと晴天(気象学的には山脈を下降すると約3~5℃高くなる)でガラッと【晴れ】となるのだ。この現象は特に冬場には謙虚にあらわれる。
でも夏は結構涼しく生活しているだろうと思われるかも知れないが、そうではないのだ。
陽春には南からの暖かい風が中国山地を下降(暖気団なので山地では結露しない)しフェーン現象となって日本海側に吹き降りて四国よりも気温が高い日が時々あって、テレビ等で報道される。
「山陰」から連想するイメージは暗いので「北陽と呼ぼう」運動が行政を通じて行われていたが、はたしてその頃どれだけPRして努力したのか不明である。
連呼して訴えたのは如何ほどの期間であったのか?効果はあったのか?
今ではすかっり忘れられてしまってその面影はなく懐かしく思うだけだ。
やっぱり この頃の季節からこの地方には「山陰」が一番よく似合う言葉であるのかなあ・・・
・と思われる時雨模様のこの頃である。
零下三度 北の風 夜になって また雪
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( 中略)
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冬はあまりにも長いのです・・・・
山の向こうは今日も晴れとか・・
「夢千代日記より」
毎年ながら*嫌な季節*がやってきたものだ。
北陽
ほくよう
((お笑いのコンビ名でもある。))
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