黄昏
2023年10月30日
実母は亡くなっていた ショックのうちに聞いたタンゴ
――大きくなってから知ったのですね。
中学3年の時、親戚の人から「あんたのお母さんは亡くなったんだよ」と教えられてショックを受けました。それで頭の中が真っ白になったとき、アルゼンチンタンゴを聞きました。「黄昏(たそがれ)」というタイトルの悲しげな曲で、そのリズムが当時の自分の悲しい心境の鼓動のように響いて、それでタンゴが好きになりました。
――大きくなってから知ったのですね。
中学3年の時、親戚の人から「あんたのお母さんは亡くなったんだよ」と教えられてショックを受けました。それで頭の中が真っ白になったとき、アルゼンチンタンゴを聞きました。「黄昏(たそがれ)」というタイトルの悲しげな曲で、そのリズムが当時の自分の悲しい心境の鼓動のように響いて、それでタンゴが好きになりました。
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義母
2023年10月30日
――お母さんの記憶は全くないのですか。
顔も知りません。後になって、写真をやっと1枚見つけたぐらいです。父はすぐ再婚して義母がいたので、実母のことはずっと伏せられていました。
顔も知りません。後になって、写真をやっと1枚見つけたぐらいです。父はすぐ再婚して義母がいたので、実母のことはずっと伏せられていました。
持って生まれた才能
2023年10月30日
――持って生まれた才能があったのですね。
僕が生まれてすぐ、母親は亡くなっていますが、とても歌がうまかったと後に聞きました。だから、僕が歌うときは「お母ちゃんの代わりに歌っているよ」という気持ちも込められています。
僕が生まれてすぐ、母親は亡くなっていますが、とても歌がうまかったと後に聞きました。だから、僕が歌うときは「お母ちゃんの代わりに歌っているよ」という気持ちも込められています。
乾物から棺桶まで売る忙しい商家
2023年10月30日
――○○県○○市のご出身ですが、特に音楽に縁がある家ではなかったのですね。
そうです。乾物から棺桶まで売る忙しい商家で、僕が店に行くといつも「邪魔だ」って言われていました。5歳ぐらいの時、ラジオで覚えた流行歌を店の人の休憩中にちょっと歌ったんです。そうしたらみんなが「ようちゃん、うまいね」と拍手してくれて、注目されたことがうれしかった。それからよく人前で歌うようになり、歌うことは自分を表現することだと、自然と感じるようになったのでしょうね。
そうです。乾物から棺桶まで売る忙しい商家で、僕が店に行くといつも「邪魔だ」って言われていました。5歳ぐらいの時、ラジオで覚えた流行歌を店の人の休憩中にちょっと歌ったんです。そうしたらみんなが「ようちゃん、うまいね」と拍手してくれて、注目されたことがうれしかった。それからよく人前で歌うようになり、歌うことは自分を表現することだと、自然と感じるようになったのでしょうね。
老いは平等では無い
2023年10月25日
《死は平等に訪れるが、老いは平等では無い。
持って生まれたもの、人それぞれって事ですね。》
持って生まれたもの、人それぞれって事ですね。》