ENGRISH and fake JAPANESE
2015年05月04日
わははははははは!…ここまでワケわかんないと笑うしかない。いきなり「寒いです」とささやきかけてくる、そのセンスにまず脱帽だ。さらに「温泉の兩で」って…「雨」じゃなく「両」の旧字体「兩」だ。「温泉の両」??しかも最後は「剤を入浴すれ」ときたもんだ。入浴すれ?剤を?どうスレというのだ?
…と、まぁこんな調子で、アジアン日本語の誤植がネタの宝庫なのはすでにおなじみ。
And Japan is a treasure chest of Engrish gems.
でもその中で、台湾の「の」だけは誤植や誤訳じゃなく、日本語の文字が完全に現地語表記の一部として溶け込みつつあるという点で非常にユニークだと思うのだ。なぜ「の」が台湾で普及したのか。ご存知の人は(me)にご教示すれ。
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こんばんは。「ご教示すれ」とのことですので、私の仮説をぜひ!!ズバリ私の仮説は「ちょっとカッコいいからだよ」っていう奴です。若い世代の台湾人(に限らないけれど)の間では、日本文化ってポップカルチャーも伝統も何でもかんでも「かっこいい!」らしいので、とりあえず 「なんちゃって日本風」にしているのではないでしょーか?日本も「なんちゃって英語表記」が未だにパッケージなどにあるし!と思うのです。どうでしょう?
Japanese-y
Japanese-ish
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>「なんちゃって日本風」にしているのではないでしょーか?hanatomoさん:そういう要素は確かにあると思う。ただねー、どうしてもそれだけじゃないような気がするんですよ、イ課長には。たとえば日本にあるフランス料理店のメニューで、日本語の料理名の下にフランス語がグニョグニョと書かれてるなんていうのは、おっしゃる通り「その方が本場っぽくてカッコいいから」で、あんなものいちいち読む日本人はいない。要するにカッコよく見せる飾り文字みたいなもの。しかし台湾の「の」の字問題は、今の例で言うとフランス料理店の日本語メニューに突然「ムニエル de 舌ビラメ」っていう表記が混じってるような印象を受けちゃうんですよ。カッコよく見せるってだけじゃなく、ホントに現地語の一部に混じってるような感じ。
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台湾で使われる中国語には、表音文字がちゃんとあります。同じキーボードの右上(英語の横)が表音文字です。 小学生の一年ではまだ、この表音文字が漢字の変わりに出てきます。「の」が使われる背景は、お洒落説が比較的正解に近いです。もともとは日本製を良いものとする習慣なので、パッケージに日本語を使う商習慣は今でもよく見かけます。 その中で一番定着した日本語の文が「の」です。 意味が中国語の「的」のまったく同じであることから、全てのといっても過言で無いくらいの台湾の人が意味を理解しています。今では「的」と書くより「の」の方が書きやすかったりで、日常生活の中でも良く見かけます。 その次は、「おいしい」や「かわいい」でしょうか。 これらは、「の」ほど使われませんが、完全に台湾の現地語に溶け込んでいます。 ぜひ街中でも探してみてください。
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いやしかし驚きました。台湾って表音文字あったんですか?!ドコを見ても繁体字の漢字ワールドで表音文字ってないんだと思い込んでましたが、あったんだ!もっとあのキーボードをじっくり観察してくれば良かった(笑)。「の」についてのお話もなるほどなーという感じですね。カッコいいとか、日本文化に対する親近感みたいな要素はあるだろうなと思ったけど「書きやすい」っていうのはあまり考えなかった。確かに「的」より「の」の方が早く書けますもんねぇ(笑)。いやぁ〜勉強になるなぁ。ご教示ありがとうございます。★★さんはひょっとして台湾にお住まいですか?これからも台湾旅行ネタはいろいろ書きますし、(僕)のアホな疑問をブログに書くこともあるでしょうから、通りすがりなんておっしゃらず、今後もいろいろ教えて下さい。
とおり‐すがり〔とほり‐〕【通りすがり】
たまたまそこを通ること。通りがかり。「―のタクシー」
passerby, loiterer
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