真平 【マツピラ、マッピラ】
見て字のごとく。
聞いて字のごとく。
やればできると言われ育ってきた者。
そう!昔は頭が良かった!天才だった!
けど勉強するなんてまっぴらごめん。
まっぴらとは、「ひたすら」「ひらに」の意味であるが、「まったく嫌だ」、つまり、「まっぴらごめん」の意味もある。
1 (副 )ただその事だけに心が向かうさま。いちず。ひたぶる。
―平和に尽くす
―謝る
―隠し通す
[2] すっかり。全く。
かの維時がなごりは―民となりて〔出典: 増鏡(新島守)〕
2 (形動)
[文]ナリ
1 [1] に同じ。
―な思い
―に励む
―に祈りをささげる
ひらに1 【平に】
(副)
[1]
一心に頼むさま。どうか。なんとか。
―ご勘弁下さい
[2]無事に。
真実だにも―渡り付く事難かるべし〔出典: 盛衰記 35〕
[3]一心に物事をするさま。ひたすら。
―名号をとなへんと〔出典: 一言芳談(下)〕
(副)
[1]
一心に頼むさま。どうか。なんとか。
―ご勘弁下さい
[2]無事に。
真実だにも―渡り付く事難かるべし〔出典: 盛衰記 35〕
[3]一心に物事をするさま。ひたすら。
―名号をとなへんと〔出典: 一言芳談(下)〕
相手に許しを請う時に使われる言葉でもあるのだが、この妖怪に誠意は感じられない。
・・
飛騨地方では「まっぽ」というのが「平等」を意味する言葉であり、「まっぽわり」とは、「頭割り」を意味する。頭を地に近く下げているこの妖怪の立場が平等の位置ではない下等な位置にある事を連想させる。
・・
余談だが、「まっぴら」は、人の前を通る時の挨拶の言葉でもある。
人の前を通る犬の妖怪といえば、「待ち犬」と「迎え犬」がある。
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