Scandals with "internships"
The video referred to 実習生 (I think.)
Anyway, here are the two categories mentioned--
技能実習生
研修生
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I didn't really know about 実習生。
http://www.multimedia.or.jp/services/foreign03.html
http://webronza.asahi.com/global/articles/2014112200034.html
■実習生を訪ねる旅で知った労働実態
そんな中、実習生からのSOSを受け支援活動に乗り出したのが、ベトナムの首都ハノイ市在住の日本語教師、清水隆子さん(61)だ。
清水さんの教え子の中には実習生として日本にわたった人もいた。そうした教え子の中に、実習先で過酷な労働環境に置かれている人がいることを知り、支援活動を始める決心をした。
清水さんは今年7月、日本で働くベトナム人実習生の実態調査を実施。SNS経由で教え子以外のベトナム人ともつながり、彼ら、彼女らと一人ずつコ ンタクトをとって各地を訪問した。実習生が就労しているのは地方の中小企業が多い上、遠隔地の企業もあったが、清水さんは計54人のベトナム人実習生への アンケート調査をやり遂げた。さらに実習生が暮らす部屋を訪れるなど、実習生の暮らしぶりも垣間見た。
彼らはやはり過酷な就労環境に置かれていた。長時間労働に従事する者が多数いた上、仕事内容も経験やキャリアになりにくい単純労働が多かった。
■借金を背負って来日、給与の未払いも
また実習生の中には質素な大部屋で15人が共同生活をしているケースもあった。しかも彼らは1人当たり月に3万円を「部屋代」、一律2万円を「光 熱費」として徴収されていた。実習生は決して多いと言えない収入の中から家賃や食費など生活費をねん出し、残りの多くを故郷に仕送りする。「部屋代」「光 熱費」の負担は小さいものではない。
多くの実習生が来日に際し渡航前費用などの形で多額の借金を背負っていることも確認できた。実習生として来日するには、実習生を日本に斡旋する機 関で手続きをしたり、訪日前に日本語研修を受けたりすることが求められるが、この際に旅費や査証(ビザ)手数料、研修費用を借金として抱え込み、働きなが ら返済することになる。
「給与が3カ月未払い。助けてください」と話す人もいた。この実習生は「お金がなく食事もできない。就労先企業の従業員に食費だけ貰ってしのいでいる」と、清水さんに説明したという。
■NPO立ち上げ、ハンドブックや無料日本語授業
調査活動と並行し、清水さんは実習生支援のためのNPO法人の設立を準備している。同時に日本の生活情報や職場で必要な日本語などをまとめたハンドブックを作成した。日本の生活習慣や文化に関する情報を伝え、実習生が少しでも日本生活に馴染めるようにすることが狙いだ。
スカイプを使用した日本語の無料授業も開始した。実習生は来日前に日本語研修を受けることになっているが、来日後に継続して日本語教育が受けられ るかどうかは就労先による。就労時間が長いことなどもあり、日本に来ても日本語能力を身につけるための機会や時間を得るのは容易ではないのだ。
清水さんは自身の活動を通じ、「(実習生として)働いている人たちのために小さな火を灯したい。誰かが自分のことを気にかけている、ということを感じてほしい」と語る。
■増え続けるベトナム人実習生
日本での実習は楽ではなく、リスクも大きい。だが、実習生の数は増えている。
「JITCO入国支援技能実習生(1号)・研修生」を出身国別にみると、2014年1~7月の1位は中国出身者で計1万7119人。ただし前年同 期から4.6%のマイナスだった。これに対し、ベトナムからは2位の6187人で、前年から72.9%のプラスを記録している。
ハノイから約60キロの北部ハイズオン省出身のLさん(29)も近く実習生として来日する予定だ。すっきりとひきしまった体つきに、にこやかな表 情でよく笑う彼女は、夫と4才と6才の息子がいる。9月に出会った際にはハノイ市内で日本語研修を受けている最中だった。Lさんのように子どもを持ちなが らも、日本行きを選ぶベトナム人女性も少なくない。
Lさんも他の実習生候補同様、学習意欲は旺盛で、日本語を覚えようと必死だった。彼女は今後、実習生として来日した後、なにもなければ3年間一度 も帰国せずに日本で働くことになる。この間、息子や夫とはもちろん会えない。背筋を伸ばし、にっこりしながら「さみしいです。でも大丈夫です」と覚えたて の日本語でしっかり話してくれた。
外国での就労経験と、ベトナムよりも多い収入を求めているのか、実習生にとって日本行きの期待は相当に大きい。だが、Lさんのような実習生は自身をとりまくリスクを回避できるのだろうか。
実習生たちは夢や希望を持ち、家族や将来への思いを抱えながら、自分の人生を見つめ、日本行きを決めた。彼らは入れ替え可能な労働力では決してな い。しかし日本での就労環境は、一人ひとりの人権を保護し、それぞれの人生を尊重するものになっているのだろうか。さらに課題が山積する中でも「労働力不 足解消の処方箋」として、実習生への尊重は置き去りにされたまま、受け入れ拡大が議論されている。
日本行きの希望を胸に清々しささえ漂うLさんの横顔を見ながら、私は彼女の行く末への不安をどうしても消すことができなかった。
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